奈良県起業家支援事業

前年度(令和元年)採択者事例紹介


前年度、同事業に応募された若木さんは今

前年度、本事業に採択された若木 桃さんは、奈良の中心地に「マドレーヌと焼き菓子の店moi(モア)」を開業されました。フランス菓子の伝統的な製法で作ったマドレーヌは食べごたえがあり、1つでも満たされます。奈良のハチミツが使用されており、ほどよい甘さとしっとりとした食感です。

また、奈良の養鶏場にて魚粉を使用していないエサで育った鶏の卵で作っていますので、マドレーヌが焼き上がったときの香りが違います。それはパッケージされた後に封を切っても感じられるほどの芳ばしさです。

オープンの時期と新型コロナウイルスの蔓延が重なった若木さん。しかし、「コロナの影響で多少は思い通りにならないこともありましたが、商工会の方がこまめに声をかけてくださるので、ヤル気を途切れさせることなくがんばれています」と笑顔でした。

Uターンを検討中の方にも向いている事業です

若木さんは、もともと京都府木津川市のご出身。木津川市は奈良市とは隣接しており、Uターン起業です。「私にとって東京は、楽しくて素敵な街でした。でもどこかで、いつかは家族の近くで暮らしたいと思っていました。この事業は地元に帰るきっかけをくれました」と若木さん。それぞれの起業家の事情によりそって支援をしていくのが本事業の特徴です。

起業後も支援は継続します

先だって、若木さんは「小規模事業者持続化補助金」に採択されました。「きっかけは奈良県商工会連合会からチャレンジしてみては?と声をかけていただいたことです。その資金でギフト向け商品とパッケージ開発をする予定です」とおっしゃっています。
このように、開業後も各種補助金申請や商談会へのお誘い、新商品開発についての相談にのるなど、「起業」だけで終わらず、安定して事業を継続できる支援を受けられるのもまた本事業の特徴です。